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すっかり春らしい気候になりました。
明後日からは4月です。
桜もきれいですね!

新年度スタートということで
お仕事の転勤などでこの週末で引越しという方も
いらっしゃるかもしれません。

妊活中の異動はクリニックを変えないといけなかったり
妊活よりも生活環境を整えることが先になってしまったりと
もどかしかったり、焦りが募ってしまったりするかもしれませんが
逆に環境を変えることで心機一転、うまくいくこともあります。

住む場所が変わっても、あなたの妊活がうまくいきますように。

ということで、今回の男性不妊メルマガも
前回に引き続き
『男性不妊にオススメのツボトレ!』シリーズです。

前回は、腰にある腎臓を癒すツボをご紹介させて頂きました。

今回は、足首にある、腎臓を元気にするツボ、
【照海(しょうかい)】をご紹介します。

と、その前に、、、
なぜ腎臓を元気にするツボを紹介するのか?
について、
今回はじめてメルマガを読んで下さる方のために
簡単におさらいしておきます。

一般的に腎臓というと
尿を作っている内臓です。

具体的には、尿と一緒に身体の老廃物を出してくれますし
水分を排出することで、体液量を調節したり、血圧の調節もしてくれます。

その他にも、血液を作ったり、ホルモンバランスや代謝にも
関係している、とても大事な臓器です。

ざっくりとですが、
これが、現代医学的な一般的な腎臓の働きです。

男性不妊との関係性はみえませんね。

ですが、
目線を変えて
東洋医学的に腎臓の働きをみてみると
男性不妊ととても大きな関係があります。

というのも、
東洋医学では、腎臓は、生命力や生殖力を担当しているのです。

ここからは、東洋医学的な腎臓の働きの話です。

腎臓は「作強の官」ともいい、
精を蔵しています。

精というのは、
親から受け継がれた先天的な生命力である「先天の精」と
食事から得られる後天的な生命力である「後天の精」とのことで
東洋医学では、腎臓がこの精を蓄えたり、全身にめぐらせたり
ということを担当していると考えるのです。

人間の生命活動や、成長、生殖には、これらの精が欠かせません。

また、男性の生殖力といえば「精子」です。

「精子」という言葉が、
“精”と“子”という文字から作られていることから分かるように
腎臓が大きく関係しています。

つまり、東洋医学的に腎臓が元気かどうかということが
そのまま精子の元気さに影響するといっても過言ではないのです。

そのため、男性不妊に対する東洋医学的な鍼灸治療では
腎臓のケアが欠かせないのです。

簡単ではありますが
これが、腎臓を元気にすることが男性不妊の妊活で
大切な理由です。

ということで、今回紹介する腎臓を元気にするツボ
【照海】を紹介していきましょう!

場所は足首にあります。

左右の内くるぶしの頂点から
大体手の親指の太さ分くらい下のくぼみです。

軽く指で押さえてみて、少し響く感じがあれば
そこでツボの位置は合っています。

この【照海】は、腎臓の経絡上にあるツボで
腎臓の相火の力を補うのに有効です。

また、難しい単語が出てきてしまいましたが
“相火”というのは、生命活動をするのに欠かせない「命の火」のようなものと
考えて頂ければ大方間違いありません。

また、腎臓の相火が特に補われるということは
精子の運動率の改善にも有効なツボです。

ものが動くのには、“陽気≒相火の力”が欠かせないためです。

実際、精子の運動率に問題があるという方のお身体を診させていただくと
陽気がとても弱くなっている方が少なくありません。

この【照海】のセルフケアとしては、
マッサージやツボ押しよりもお灸がオススメです。

一般向けのお灸であれば、ドラッグストアで手軽に購入できます。

お灸の煙が苦手という方は
ホッカイロなどでじっくり温めてあげるだけでも良いです。

もちろん、男性だけでなく、女性の不妊にも有効です。

一日10分や20分程度でも効果はあるので
ぜひ、あなたの妊活のセルフケアに取り入れてみて下さいね。

とはいえ、人によって不妊の原因は様々ですし
体質によっては、もっと最適なツボもあります。

もし、より正確なツボの位置や
あなたにあったセルフケアの方法を知りたいという方は
お気軽にご相談頂ければと思います。

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