今まで、
『男性不妊の症状を東洋医学的に解説する 』 シリーズや
『男性不妊によく使われる漢方薬を東洋医学的に解説する 』 シリーズなどを
お届けしてきましたが
今回は『男性不妊にオススメのツボトレ!』シリーズです。

このメルマガはテキストのみなので
ツボの場所の説明が難しいところもありますが
できるだけ分かりやすくお伝えさせて頂きますので
よろしくお願いします。

ということで、
新シリーズ第1回目の今回ご紹介するツボは
【腎兪(じんゆ)】というツボです。

読んで字のごとく
東洋医学的に腎臓を癒すツボです。

腎臓といえば、東洋医学では、生命力や生殖力を担当しているところですので
男性の精子力も腎臓の元気さが非常に関係してきます。

そんな腎兪の場所は腰にあります。

厳密には、
第2腰椎と第3腰椎の間の高さで背骨から外側にだいたい指2本分のところ
なのですが
背中側なので、自分自身ではすごく分かりにくいですし
仮にパートナーの方にツボの位置をみてもらおうとしても
どこが第何腰椎かなんて、一般的には分からないと思います。

そこで、ご自身でも簡単に腎兪を見つけられる方法を今日はお伝えします。

簡単です。

腰のくびれに手を当ててみて下さい。
子どもの頃に学校などで「前に習え!」で整列した時に、一番前の人がやるポーズです。
(「気をつけ」だった方もいらっしゃるかもしれませんが)

すると、腰に当てている手の
人差し指から小指までが腰の前方、
親指が腰の後方に当たっている状態になるかと思います。

この時に親指が当たっている場所
ここが大凡の腎兪です。

そのまま親指で軽く押さえてみて下さい。

気持ち良かったり、痛かったりという感覚があれば
そこでOKです。

もしかしたら、
親指の位置が背骨から指2本分よりも遠かったり、近かったりするかもしれませんが
問題ありません。

腎兪のさらに外側には【志室(ししつ)】というツボがあるのですが
これも腎臓を助けるのに非常に効果的なツボです。

さらに、第2腰椎と第3腰椎の間にある【命門(めいもん)】というツボも
腎臓と関係が深いのです。

また、男性不妊で悩まれている方には
腰痛でも悩まれている方が少なくないのですが
それは、やはり腎臓の弱りからきていることが多く
この腎兪周辺に何かしらのツボの反応(痛かったり気持ち良かったりなど)が診られます。

実際、腎兪は、
男性不妊の鍼灸治療で、
ほぼ必ずといって良いほど治療に使うツボです。

体質にもよりますが
男性不妊の東洋医学的な治療に腎臓のケアは欠かせません。

今回の腎兪というツボは腎臓を癒すツボです。

もちろん、男性不妊だけでなく、女性の妊娠力UPにも大事なツボです。

ぜひ、ご夫婦でマッサージし合ったり
市販のお灸などでセルフケアしてみて下さいね。

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