さて、今日は我々の携わっている東洋医学にも関わるお話から始めたいと思います。
東洋思想には「陰陽論」という考えがあり、この世の中の物事や事象はすべて陰性と
陽性に大別でき、万物はそのバランスで成り立っているとされています。
例えば夜が陰で昼が陽。女性が陰で男性が陽・・・といった具合です。

私たちの身体も同様に陰陽のバランスで成り立っていると考えます。
血が陰で気が陽、下半身が陰で上半身が陽。
相対的にさまざまな陰陽が身体の中に存在しているのです。
そしてこれらをバランスよく保つことができていれば健康な身体と言えますし、
どちらかの勢いが強すぎたり、弱すぎたりするとバランスが崩れ、
不調をきたすのです。

身体を流れる気の通り道である経絡ももちろん陰と陽に分けられます。
経絡ヨガでは陰陽の気の流れを調える事をとても大切にしていて、
さまざまなポーズからアプローチしていきます。
身体のバランスを保つことは言い換えれば「自律神経を調えること」になります。
未病や不定愁訴を感じている方はまずは身体の陰陽のバランスを意識して
調えることからはじめてみるといいですね。

有名な「ネコのポーズ」は陰の気の流れをつかさどる「任脈」と陽の気の流れを
つかさどる「督脈」にアプローチできる、とても優れたポーズです。

陰の任脈は会陰部に始まり→下腹部の真ん中→臍→前胸部の真ん中→のど→顎→
下の歯に至ります。
いっぽう、陽の督脈は尾骨の先端に始まり脊柱にそって腰の真ん中→背中の真ん中→
後頭部→頭頂部→額→鼻柱→上の歯に至ります。
つまりこの2つのルートで胴体と頭を縦にぐるっと1周しているわけです。

ちなみに任脈の気が滞れば泌尿器や生殖器の不調、胃腸の障害などを引き起こす
可能性があります。
督脈の気が滞れば背骨がこわばったり頭痛、胃腸・婦人科器系の疾患、
むくみや尿もれなどの症状が見られるようになる場合もあります。

<自律神経を調えるネコのポーズ>
1・四つん這いになり背中を平らに保ちます。
 手と足は肩幅くらいに広げ、肩の下に手のひら、脚の付け根の下に膝が
  くるようにします。

2・息を吐きながらゆっくりと背中を丸め、頭を垂れます。
  視線は自分のお臍を見ます。
 お臍を天井方向に引き上げます。
 背中を通る督脈がじんわりと伸びていくのを感じてくだい。

3・息を吐きながら体幹を反らし視線を上に向けます。
 身体の前面の任脈が伸びていくのを感じてください。
 2と3を10回ほど繰り返します。

写真での解説はコチラです

いかがでしたか?
陰陽のバランスを調えることで昼・夜の交感神経と副交感神経の切り替えが
うまくできるようになり、日中は活動的に過ごし、夜は深い眠りにつくことが
できるようになります。
是非続けてみてくださいね。

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