今日は秋からがシーズンのりんごをとりあげてみましょう。
リンゴ(林檎)はバラ科の植物です。
歴史は非常に古く、紀元前何千年という遺跡からも化石が見つかるほどです。
なんといっても、アダムとイブが食べたくらいですからね(^^)
「百果の王様」と言われるリンゴ。
とても優秀な果物であるのは間違いありません。

原産地は中央アジアと言われており、
中国の一番古い漢方生薬のテキスト『本草綱目』にも記載があります。
ヨーロッパでは16~17世紀に栽培されるようになり、アメリカにも渡りました。
日本では10世紀頃に中国から伝わりましたが、西洋リンゴは明治になってからです。
それまでは和りんごが一般的でした。小さくて赤い実がなります。

世界中で数千種のリンゴがあるそうです。
スーパーでも赤や青や、さまざまなリンゴが売られていますよね。
みなさんにもお好みの種類があるかもしれませんね。

栄養的な特徴としては、ペクチン、カリウム、ポリフェノールが豊富
ということでしょうか。

ペクチンというのは水溶性の食物繊維で、水分を含むとゼリーのようになり、
腸内で消化物やコレステロール、老廃物質などを包み込んで
体外に排出しやすくする働きますし、善玉菌のえさになって悪玉菌を抑え、
整腸作用を発揮します。
下痢したときにもすったリンゴを食べるといいですよ。
血行もよくしてくれますので、高コレステロール値や高血圧のある方にも
効果があるのです。
なお、ペクチンは皮の部分に多いので、できたら無農薬のものを買い求め、
皮ごと食べるのがいいですね。

カリウムは何度も取り上げている通り、塩分を排出する作用や、
体内の水分バランスを整えて利尿する働きがあり、
むくみの改善や高血圧の予防に効果があります。

皮の部分に含まれるポリフェノールはエピカテキンという成分ですが、
カテキン効果がうたわれるお茶に含まれるカテキンよりもずっと
抗酸化作用が強く、水や熱に強いのです。
加熱しても効果が変わりにくいので、焼きリンゴやジャム、アップルパイ
などといった食べ方をしてもいいわけです。
活性酸素を抑制し、がんなどの生活習慣病を予防してくれますし、
お肌を若々しく保つ美容効果もあります。

そして、リンゴにふくまれるクエン酸は疲労回復、食欲増進などに効果が
あり、カゼなどの予防にもいいそうです。

それでは、漢方的に見てみましょう。
性質は平、潤作用、降作用があります。
臓腑では五臓六腑に入ります。

東洋医学的な効能としては、
生津潤肺、つまり唾液などの分泌を促進し、肺を養います。
清熱除煩、熱をおさめ、気持ちを落ち着かせます。
開胃醒酒、食欲をだし、二日酔いを解消します。

体質的には潤す性質からわかるように、「陰虚」体質の方、
熱っぽい方や、高血圧の方、そして消化不良の方の下痢にもOKです。
でも、冷え症の方の下痢には余りよくありません。
胃腸が弱い方もほどほどにお願いします。
でも、果物のなかではかなり万能タイプだといえます。
トロピカルフルーツよりも絶対国内産のリンゴをおすすめします。

カゼやお腹をこわした後の回復期にはぜひリンゴのすりおろしや
りんごジュースを試してみてください。
腸内環境をよくしてくれますし、ペクチン効果で脱水症も防げます。
すりおろすときは金属より陶器やプラスチックのおろし器がいいですよ!
口内炎には焼きリンゴがけっこう効くのです。
余り甘くせずに、じっくり焼いて食べてみてくださいね。
二日酔いにはリンゴ酢を薄めたものを。

「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」といいます。
アダムとイブが食べた「禁断の実」。食べたら知恵がついたんですよね。
ぜひ、果物売り場ではリンゴを手にとってくださいね。
ちょっと手間ですが、アップルパイを焼いてみませんか?
シナモンの香りが幸せ感を増してくれますね♪

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