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そして・・・春といえば、新しい季節。

『古きを捨てて、新しいものを迎え入れる時期』です。

ということで、今回のメルマガでは体内に蓄積した毒素・老廃物を追い出す!
そんなデトックス食材の特集でいきますね!!

■春の山菜はデトックスに効く!!

先日、当院のブログにも紹介しましたが、
春の山菜は基本的に毒を出す効果があると言われています。

フキ・ワラビ・ゼンマイ・たけのこ…などなど

これは聞いた話ですが、冬眠明けのクマさんがまず最初に口にするのが
このワラビ・ゼンマイ…といった山菜だとか。

何のため…???かというと、冬眠中に体内に蓄積した不要物(毒素)の排出を促すのだそうです。

自然の生き物って、直観力がスゴイんですね~。

そして、これらの食材について薬膳的に調べてみると、次のような効能があります。

 
◇フキ…痰(水毒)を消し、目を明にする。

◇わらび…水の流れをよくする。

◇ゼンマイ…大小腸の停滞を解除する。

◇たけのこ…痰(水毒)を消し、熱を取る。

以上の効能をまとめてみると・・・
『体の中に毒素が渋滞・蓄積するのを改善してくれる作用』を持っていると言えます。

また”古いもの”や”詰まり”を取り除くことで、新しいものが自然と入ってきます。

文字通り”新陳代謝を促す食材”と言えますね。

■でも・・・妊活にデトックス(解毒)は必要なの?

パッと見たところ、毒素の蓄積と妊娠力については
直接的な関係は見えません。

『毒素があっても無くても、妊娠力には影響ないのでは???』

そんな意見もあるでしょう。

しかし・・・

東洋医学では”妊娠力を担当しているのは腎臓”です。

妊娠力だけではありません。

腎臓は、生殖器系と泌尿器系、両方の仕事を担当しています。

毒が蓄積しないように、毎日 腎臓がガンバって尿から排出しているのです。

見かたを変えると…
毒素の蓄積量が増えれば増えるほど、腎臓の負担が大きくなります。

本来、生殖器系に使うはずだったエネルギー(妊娠力)が減っていくというわけです。

一見、直接的な関連性は無いように見えますが
毒素の蓄積と妊娠力の減少は大いに関係があるのです。

■毎日の食事の重み・・・

現代の日本は過去に類を見ないほどの豊かさです。

毎日3回(以上)食べることができます。

しかし、それだけの食事量が、毎日 胃腸に入っているのです。
その分、少しずつ毒素も体内に蓄積していきます。

毒素が蓄積しないよう、こまめに排出する必要があるのです。

しかし昔と違って、現代日本人にはそのような毒素の概念・感覚が無くなっているため
体の中に毒素は蓄積し放題です。

胃腸などの消化器系、そして腎臓は大忙しです。

そして、気付かないうちに腎臓のチカラも”妊娠力も低下”…

このような不妊パターンもあるのです。

■2人目不妊だと、より食事には注意が必要・・・

2人目不妊の場合、毎日の食事は妊活にとって不利な献立になることが多いです。

家族の好みを重視する傾向になり
結果的に、毒素が蓄積しやすいメニューになることが多いですね。

・味の濃いもの
・脂っこいもの
・生もの
・冷たいもの
・・・等などの飲食物です。

それに、一回の食事量は少なくても、
毎日 積み重ねることで、非常に大きな結果となります。

それが”体質”と呼ばれるものです。

不妊体質を作らないためにも、毎日の食事に少しでも気を配ることは
とても意味が深いのですね。

■和食の発酵食品もイイ仕事しますよ♪

ところで、発酵食品の良さは近年注目されていますが
薬膳的な効能を見ても、それは大いにうなづけます。

特に和風の発酵食品の効能を調べてみると、次のような効き目があります。

◇お漬物・・・食べた物の蓄積・停滞を解除する。
 ぬか漬け、ミソ漬け、たくあん、なら漬け…どれも同じ効能があるのだとか。

◇麹(こうじ)・・・消化を促し、魚介類の毒消しに有効だそうです。
 ※魚介類の食中毒に有効なのではなく、
  魚介類を食べ続けることによって”蓄積する不要物”を処理する効能があると考えられます。

◇味噌・・・水や熱の蓄積でできる毒素を消す効果があります。

◇納豆・・・味噌と同じ効果を持ちます。

■あとがき

以上のような”食事によってつくられた体質”は、
現代医学でいうと【原因不明の不妊要因】となります。

だって、日本の食生活を豊かにしている現代食が
体に悪い影響を与えている…なんて、誰も思わないですもんね。

栄養素やカロリーだけではない要素が食べるものにはあると思います。

そういった要素にも意識して、妊娠力を備えた体質作りを当院では行っていますよ(^^)/

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