今回も2人目不妊にまつわる東洋医学の濃い~お話を紹介しますね。

さて、東洋医学における不妊治療で、よく言われているのは
『”腎臓の力”が妊娠力に深く関与する』ということ。

 ※ここでいう”腎臓”とはもちろん東洋医学における腎臓です。
  東洋医学と西洋医学では、同じ言葉でも少し異なる意味を持つことがあります。

私もこのブログでも今まで
【腎のチカラ=妊娠力】をテーマした情報をブログやメルマガで何度も紹介してきました。

改めて妊娠力に関わる腎臓の情報をまとめてみますと・・・
腎臓には3つの特長があります。

 ⇒先天の元気を貯蔵するのが腎臓である
 ⇒先天の元気とは、その人の生命力そのものである
 ⇒生命力は、生殖能力と直結する

つまり、東洋医学的な方法で腎臓のコンディションを調えることは
妊娠力のコンディションアップにもつながる…と、こういうわけなのです。

反対にみると・・・
東洋医学の内臓(五臓六腑)を意識した鍼灸治療は
妊娠力をUPさせる治療になり得るということです。

しかし・・・

この妊娠力ともいえる腎臓のチカラを消耗させてしまう要因がいくつかあります。

とくに2人目不妊と関係のある妊娠力消耗ポイントをいくつか挙げていきましょう。
1 加齢
2 妊娠・出産
3 睡眠不足

1 加齢

私たちは、日々生命力を使いながら生きています。
歳を重ねると言うことは、生命力を消耗して生きているのです。

このことは、生命力の貯蔵を担当する腎臓のチカラも消費されている…と見ることができるのです。

2人目不妊の原因にも挙げられる”加齢”。

この加齢に対して腎臓のコンディションを調えることは、

加齢によって、日々すり減らされていく生命力の消耗を最小限に抑えることが出来るのです。
※言い換えると、生命力を年相応に適正に消費させていく…ということです。

身体・生命力にとって大きく左右する効果があるのです。

今でいうアンチエイジングに近いですね。

2 妊娠・出産

妊娠・出産は女性の生命力を大幅に消費させるできごとです。

十月十日・~40週の長きにわたる妊娠期間は、
一時的に女性の腎気を大幅に消費します。

一時的なものとはいえ、腎気の大幅ダウンをケアしないままに
さらに無理を重ねたりすることで、腎氣の消耗は深刻なものとなります。

3 睡眠不足

日々、生命力(腎臓のチカラ)を消費して生きている…それが私たちの宿命なのですが
では、いつ、腎臓のチカラを補給するのでしょうか?

それは夜です。

しかも、夜の23~2時の間が最も重要な時間帯。

この時に熟睡できているか?
これによって腎臓のリフレッシュ度は変わってきます。

反対にみると・・・
23時~2時に、起きてたりすると、
腎臓のチカラがリフレッシュされないどころか
腎=妊娠力を2倍消耗してしまう結果となります。

夜更かしは、腎のチカラの低下を早めてしまうのです。

この点、2人目不妊に悩む女性は
妊娠・出産で大幅に腎気を消耗し、
昼夜間断なく続いた授乳生活で、腎氣の回復をする暇がなく…

このスタートの時点で、腎のチカラにおいて、不利な点があります。

さらに、お子さん中心の生活リズムによって
睡眠のリズムを調え直すことが難しい…ということも現実的にあります。

ですが、この睡眠に関しては、1の加齢や2の妊娠・出産と違ってイイところがあります。

それは・・・今からでも改善可能!な点です。

加齢は止められないこと。
妊娠・出産は過去に起こった変えられないこと。

ですが、睡眠サイクルの再調整は今日からでも工夫できることです。

23時の時点で熟睡!・・・は難しくても
たとえば『少しでも早寝、10分でも早く就寝する。』といったことは実行可能だとおもうのですね。

コツコツと睡眠の貯金をしておくことに損はないと思いますよ(^^)

そして、もうひとつの問題
セックスレスについて

2人目不妊の原因に必ず挙げられるのが、セックスレス。

東洋医学的な立場でみてみますと・・・

セックスを過度に行うことでも腎氣を使いすぎることになりますが
あまり少なすぎても妊娠率にとってよろしくありません。

適度にセックスを行うことは、
腎氣を燃やす(活性化させる)ことにつながると考えます。

ホルモンの分泌にも影響すると言われますね。

そういった意味では、排卵日の前後だけに指定することなく
適度に(?)セックスを行っておくことも(変な表現ですが…)

腎氣(=妊娠力)を活性化させることになりますよ。

◆関連情報
 2人目不妊の原因体質 -東洋医学からみた9つの原因とは?-

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