今日はお肉のなかでもあっため効果絶大な羊の肉を取り上げてみましょう。
ジンギスカンでお馴染みの羊肉ですが、普段はあまり食べられていないのでは
ないでしょうか。
でも、これからの寒い時期にはピッタリのお肉なんですよ。
ぜひその性質をよく知っていただき、上手に取り入れていただきたいです。

羊は偶蹄目反芻亜目牛科に属す、牛の仲間です。
人類史上最初の家畜、とさえ言われています。

ひょっとしたら羊肉(ようにく)といってもピンと来ない方もいらっしゃるかも
しれませんね。
1歳未満の子羊の肉をラム、1歳以上の羊の肉をマトンというのですが、
そんな年齢の違いをご存知でしたか?
世界最大の羊肉輸出国ニュージーランドではもっと細かい分類があるそうです。
若い羊のほうが柔らかくクセがなく、1頭からとれる肉の量も少ないので高級と
されています。

マトンには独特の臭いがあるため苦手とする方が多いようです。
ただし、これは鮮度保存が難しかったことが原因でそんなイメージが付いてしまった
ようです。
現在は冷凍保存の技術が向上して臭みのない美味しい羊肉が流通するようになって
います。

日本では北海道を中心によく消費されていますが、身体を温める性質があるため、
中国の北部やモンゴルなどの厳寒の地で好まれているように、やはり寒さ厳しい
北海道で常食されているのは意味があることではないかと思います。

ヨーロッパでは牛肉よりも価値が高い食材とされていることが多く、日本でももっと
その良さが見直されて食べられるようになるといいですね。

栄養価を見ていきましょう。
羊肉は高タンパク、低コレステロールを誇る優秀なたんぱく源です。
また鉄分やビタミンB群、亜鉛、カルシウムなどのミネラルも豊富なんです。
脂は体内に入っても吸収されにくく、赤身は消化されやすく、美容食・ダイエット食
としても見直されてきています。

肉類に多いコレステロールの含有量が魚肉と同じレベルであったり、
コレステロール値を下げることで有名な不飽和脂肪酸が多いこともあり、
羊肉自体のコレステロールが少ないばかりか、コレステロール値を下げる効果も
期待できるそうです。

それでは漢方的に見ていきましょう。
性質は大熱、昇作用があります。
臓腑では脾、腎に入ります。

非常に身体を温める作用が強く、中国では羊肉のシャブシャブが冬の定番料理と
なっています。
冷え症の方には嬉しい食材ですね。

東洋医学的な効能としては、
暖胃補虚、冷えて虚弱した胃を温め、機能を回復します。
補中益気、胃腸を補強して、気を補います。
安心止驚、精新を安定させ、動悸を収めます。
温補下元、下腹を温め、元気を回復します。

体質的には冷え症の方や胃腸が弱い虚弱体質の方に最適です。
反対に、身体に余分な熱がこもっている方や、陰虚体質の方には不向きです。
また、風邪などで熱っぽい方も控えましょう。

貧血や、冷えによる生理痛、腹痛、生理不順、視力の弱り、精力減退、インポテンツ
などにも効果がありますので、妊活中のカップルには嬉しい食材です。

ただ、身体の弱りや冷えが中心の方にはオススメな反面、余り食べないほうがいい
体質の方もいらっしゃいます。
ぜひご自身でしっかり見極めてくださいね。

羊肉の食べ方はジンギスカンだけではありません。
スパイスを多用する国でもさまざまな料理法があります。
スパイスを混ぜて肉団子にしたり、カレーのような煮込みにしたり、チリソースで
炒めたり、さまざまなレシピがあります。
昔よく行ってたインドでは、ちょっと奮発するときによく羊のカレーを食べました。
ヒンズー教徒は牛肉を食べないので、羊はポピュラーなお肉なんですね。
マクドナルドのハンバーガーも羊肉のミンチでした(^^)

ぜひみなさんも怖がらずに(!)、寒い夜にはラム、マトンに挑戦してみてくださいね!

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